医薬品の開発・製造には実にさまざまな技術とノウハウが必要です。ペプチスターは、日本の優良企業が持ち寄ったスキルを活かし、オールジャパンの高度なテクノロジーを実現。世界中から大きな期待を寄せられるペプチド原薬・オリゴ核酸原薬の開発・製造にイノベーションを起こし、圧倒的な品質と価格競争力を持った原薬を短期間でご提供します。
ペプチド製造にはふたつの大きな課題があります。ひとつ目は生産性の低さです。1970年代に開発されたFmoc固相合成法が一般的ですが、過剰な保護アミノ酸や縮合試薬を必要とするため原料費がかさみます。ふたつ目は、長い製造期間です。合成・精製・凍結乾燥といずれの工程も長い加工時間を要します。そして加工時間は加工費に変換され、コストにも影響をおよぼし、価格競争力の低下を招きます。
ペプチド製造における課題をクリアするためには、技術的イノベーションが欠かせません。例えば、収率を高めれば原料の使用量が減り、原料費を削減することが可能です。また、合成における反応時間の短縮、凍結乾燥溶液のボリュームダウンも凍結乾燥回数の削減に有効であり、製造期間の短縮に直結します。ペプチスターではオールジャパン体制のもと、さまざまな視点でコスト削減と製造期間短縮への取り組みに注力しています。
合成 | 精製・固体化 | ||||
固相合成 | 液相合成 | 精製 | 濃縮 | 凍結乾燥 | |
一般的な技術 | 固相合成法 | 液相合成法 | 単カラム逆相 | 濃縮(希釈) | 棚式凍結乾燥 |
ペプチスターの技術 | マイクロ波固相合成法 | STag-PS法 SYNCSOL®法 |
連続クロマトグラフィー精製法 HILIC |
新膜濃縮システム | 撹拌式凍結乾燥 |
ペプチド原薬製造におけるイノベーションをオリゴ核酸原薬製造に応用することが可能です。品質を維持したまま高回収率を実現する連続クロマトグラフィー精製法は、不純物分離が難しいオリゴ核酸原薬製造の効率化に大きく貢献します。また、凍結乾燥工程に費やすコストと期間の削減もターゲットのひとつです。確立された保有技術はもちろん、開発中の技術も積極的に検討し、より競争力の高いオリゴ核酸原薬の提供を目指します。